予防歯科

予防歯科とは


予防歯科は、お口の中のトラブルが発生する前にむし歯や歯周病などを未然に防ぐためのアプローチです。主な目的は、むし歯の発生を防ぎ歯周病を未然に防いで進行を抑制することです。予防歯科の基本は、常にむし歯や歯周病のリスクを低い状態に保つことです。
日本では「歯科への受診はトラブルが起きてから」と考えられがちですが、欧米諸国では「予防的なアプローチ」が一般的です。この考え方が結果的に医療費の削減や通院の負担軽減につながります。
特に40~50代以降、歯科の定期的なケアの有無が歯の健康に大きな影響を与えます。
歯科でのプロフェッショナルケアと、歯科医や歯科衛生士の指導に基づいた毎日のセルフケアの両方を実践して、歯とお口の健康を守りましょう。

予防歯科の重要性

予防歯科では、むし歯や歯周病を未然に防ぐために、定期的な歯科検診や歯のクリーニングが重要です。これにより、自覚症状のないむし歯も早い段階で治療でき、歯を削ることなく健康な状態を維持できます。予防歯科の処置は、歯を守りながら健康な状態を保つために不可欠です。
歯の健康を維持することは、一生涯にわたっておいしい食事を楽しむだけでなく、全身の健康にもつながります。

予防歯科のメリット

むし歯や歯周病を防ぐ

予防歯科を実践することで、お口の環境が改善され、むし歯や歯周病の発症リスクが低減します。
また、定期的な歯科検診により早期発見が可能となり、問題を最小限に抑えることができます。

体の健康状態も改善する

歯周病やむし歯が進行すると、全身の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
予防歯科を受けることで、お口の健康が維持され、全身の健康状態が改善される可能性があります。

治療の負担が減る

予防歯科により歯の健康を維持することで、将来的な治療の負担が軽減されます。
早期のケアにより歯が悪化せず、かかる治療費や通院期間が減少することが期待されます。

当院の予防歯科メニュー

エアフロー

エアフロー
エアフローは、歯面清掃を行うための特殊な機械です。微粒子パウダーをジェット水流で歯に吹き付けることで、「茶渋」や「タバコのヤニ」など、歯に付着した頑固な汚れを効果的に取り除くことが可能です。同時に、歯にこびりついた細菌の集まりである「バイオフィルム」も除去することができます。これにより、むし歯や歯周病の原因となる細菌の影響を軽減し、口内の衛生状態を向上させることが期待できます。
さらに、エアフローは歯周ポケット内やインプラント周囲の細菌を効果的に取り除くため、歯周病やインプラント周囲炎の予防にも有効です。痛みや刺激が少なく、効率的な歯面清掃が可能なエアフローは、口腔ケアの一環として広く利用されています。

エアフローの特徴

むし歯や歯周病を予防

エアフローは歯と歯の間や歯周ポケットといった細かな場所にこびりついたバイオフィルムを効果的に取り除くことができ、むし歯や歯周病の予防に寄与します。従来のクリーニング器具では届きにくい深い歯周ポケットにも微粒子パウダーが届き、より確実な清掃が可能です。

短時間で効果的なクリーニング

エアフローは高圧洗浄機のように、短時間で歯の細かい部分の汚れを効果的に落とします。
施術時間が30~60分と短く、迅速に歯をきれいにすることができます。

歯石や着色汚れに効果的

茶渋やタバコのヤニなどの着色汚れは、通常の歯磨きだけでは難しい場合がありますが、エアフローは微粒子パウダーを吹き付けることでこれらの汚れも効果的に除去します。歯の表面がツルツルになり、再付着がしにくくなります。

歯や詰め物・被せ物を傷つけずに清掃

エアフローは微粒子パウダーを使用し、擦り落とすクリーニングと比べて歯や詰め物・被せ物などの人工物を傷つけずに、優しくクリーニングできます。

歯石除去

スケーリング

口腔内の状態を検査し、歯の見えている歯茎より上の部分に存在する歯石を取り除く処置をスケーリングといいます。スケーリングによって歯石やプラークが取り除かれ、歯の表面が清潔な状態になります。

SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

SRP(スケーリング・ルートプレーニング)
歯周ポケット内や歯茎の中にある歯石を取り除く処置はSRPといいます。これは、スケーリングよりも歯茎の奥深くまで手が届く処置であり、歯周ポケットの清掃や歯茎の健康を回復させるために行われます。

TBI(ブラッシング指導)

TBI(ブラッシング指導)
日常的な歯磨きは、むし歯や歯周病の予防に欠かせません。歯科衛生士が患者様の生活環境や口腔環境、歯磨きの方法を詳しく把握し、検査結果やカウンセリングを通じて、それぞれに適した指導を行います。患者様がプラークコントロールの大切さを理解し、セルフケアの質を高めることが、歯磨き指導の目的です。

PMTC


PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング)は、歯科医師や歯科衛生士が専用の機器を使って行う歯のクリーニングです。アイプロフィー、ラバーカップなどを用い、歯や歯肉を傷つけずに、ご家庭の歯磨きでは落としにくい汚れを取り除きます。同時に、歯の表面をツルツルに磨くことで歯垢がつきにくくなり、虫歯や歯周病の予防に効果があります。PMTCは歯の着色(ステイン)を取るだけでなく、バイオフィルムと呼ばれる細菌の固まりも効果的に取り除くことができます。
PMTCは口腔内環境の健康維持を目的としており、特にタバコのヤニや茶渋などの着色が気になる方や歯槽膿漏、口臭の悩みがある方に効果的です。

シーラント

シーラントは、子どもの奥歯の噛み合わせ部分にプラスチックを埋め込み、その部分のむし歯を予防する手法です。手順は簡単で、シーラントを施す歯の溝を清潔にし、そこにレジン(白い充填材)を塗布します。
シーラントの実施時には、本来の噛み合わせを変えないよう慎重に進めます。歯科医師が定期的にチェックし、必要に応じて補強します。

フッ素塗布

フッ素は歯に塗布することで、むし歯になりにくい結晶であるフルオアパタイトを生成し、むし歯予防に効果があります。フッ素入りの歯磨剤と併用することで効果が一層高まります。
ただし、フッ素を塗布したからと言って絶対にむし歯にならないわけではありません。塗布後も従来通りしっかりとした歯磨きが必要です。また、塗布後は30分間は食事を摂らず口をゆすがないようにしてください。

小児歯科の予防メニューは
コチラ

定期検診の重要性

歯周病やむし歯の治療が終わったからといって、気を抜くと再発する危険性があります。
毎日の正しいブラッシングや、3~4ヶ月に一度の定期検診でチェックを受けることが大切です。
歯を丁寧に磨くことや、甘い食べ物の摂りすぎや喫煙などの生活習慣を改善し、定期的に歯科検診を受け、クリーニングを行うことで、歯周病から歯を守ることができます。